妻が前置胎盤と診断されたら夫がやるべき行動3選

妻が待望の妊娠。嬉しいですよね。

私も嬉しくて飛び跳ねた記憶があります。

しかし、妻のマタニティーライフも順調かと思われた矢先、前置胎盤との診断が・・・

前置胎盤って何?妻は大丈夫なの?子供に影響があるの?etc… 

色々と心配になりますよね。

実は私の妻も医師から前置胎盤と診断されました。

ですが母子共に無事出産することができ、今現在子供はすくすくと元気に育っています。

当時私も不安でした。ですが一番不安に思っているのは前置胎盤と診断された奥様です。

そんな奥様を支えていくのが我々夫の責務だと私は思っています。

本記事では、前置胎盤って何?出産にリスクはあるの?夫は何をしたら良いの?

といった内容についてまとめてみましたので、是非参考にしてみて下さい。

そもそも前置胎盤ってなに?

前置胎盤とは、胎盤が子宮の下部に位置する状態を指します。

通常、胎盤は子宮の上部(正常位置胎盤)についています。

胎盤は胎児の成長や栄養供給、酸素供給などの役割を担っています。

前置胎盤にも種類があります。

胎盤が子宮頸部を全て覆い被さるように位置している状態を全前置胎盤といい、子宮頸部に部分的に被さっている状態を部分前置胎盤といいます。

辺縁前置胎盤は、子宮頸部の辺縁に近い位置にある状態を指します。

子宮頸部とは、子宮下部の管状の部分を指します。画像でいうと下の突起になっている部分です。

ちなみに私の妻は全前置胎盤に該当する診断をされました。

この前置胎盤ですが、全員に発生するわけではなく、一般的には全妊娠の約0.5%~1%と言われています。

この発生率を聞いてびっくりしますよね。前置胎盤は凄い確率が低いものなんです。

ですが実際に奥様に発生しているのは紛れもない事実なのです。

前置胎盤は治るの?

前置胎盤の診断は通常、妊娠中期の20週目くらいに行われます。

ただし、妊娠週数が進むにつれて子宮が成長し、胎盤の位置も変化することがあります。

初期に前置胎盤と診断された場合でも、後期になると胎盤が上昇し、前置胎盤が治る可能性があります。

病院にもよりますが、30週目以降に前置胎盤の確定診断がなされます。

前置胎盤のリスクは?

胎盤が子宮の下部に位置しているため、子宮頸部や膣から出血のリスクがあります。

この出血は警告出血と呼ばれ、少量の出血が数回というパターンが多いです。

少量だった出血がいきなり多くなったり、鮮血に変わった場合は注意が必要です。

早急に医療処置を必要とする場合もあります。

また、長期間の出血により、母体の貧血が進む可能性もあります。

貧血は疲労感、息切れ、めまいなどの主症状を引き起こす可能性があります。

そして最後に流産・早産のリスク妊娠合併症のリスクを増加させる可能性があります。

前置胎盤と診断された場合は、安静にすることがなによりも大切になってきます。

出産の方法・出産のリスクは?

前置胎盤の出産方法は、帝王切開になることが一般的です。

帝王切開は手術なので、手術に伴う合併症のリスクが生じます。

例えば、出血、感染症、手術創の不具合(傷の開放、裂開)、血栓症(血栓ができること)などが起こる可能性があります。

また、帝王切開は一般的に全身麻酔または硬膜外麻酔が使用されます。

これらの麻酔に関連する合併症やリスク(アレルギー反応、呼吸困難、脊髄損傷など)があることを理解する必要があります。

さらに下半身不随になる可能性も僅かながら存在しています。

可能性は非常に低いようですが、0.5%~1%の確立(前置胎盤)を引いてしまった方にとっては、僅かながらの確立でも大丈夫だろうって思うことなんて到底できないですよね・・・

夫がやるべきこと3選

ここからが本題です。

前置胎盤は出産にリスクを伴うことが理解できたと思います。

奥様はこの事実に対して毎日不安と戦っています。

なので妊娠中の間、我々夫は全力で妻をサポートする必要があります。

実際に私が実践したことを皆様にお伝えしたいと思いますので、是非参考にして下さい。

前置胎盤や出産のリスクをしっかり理解して妻に寄り添う

単に寄り添うだけではダメです。

前置胎盤とは何か、前置胎盤のリスク、そして出産のリスクをしっかり学び理解した上で奥様に寄り添うことが大切だと思います。

通常の妊娠もそうですが、前置胎盤での妊娠・出産にはかなりのリスクが伴います。

子供は簡単に生まれてくるのではありません。奥様は命がけで我が子を産むのです。

それを十分理解し、しっかり奥様や妊娠・出産と向き合っていくことが我々夫がやらないといけない事だと私は思います。

全力で奥様をサポートしてあげて下さい。

既にこの記事を読んでくれた夫の皆様は、最低限の知識を学ぶことができたと思いますが、もっと詳細を知りたい方は日本産科婦人科学会を参照して下さい。

また、私は下記ツイートで前置胎盤や出産のリスクを理解することができました。

実体験を書かれているので、凄く分かりやすかったです。

こちらも是非参考して見てください。

家事全般を全て夫が行う

これが一番大切です。

前置胎盤の妻に必要なのは絶対的な安静です。

後期になると身体を動かすだけでそれはリスクになります。

早産のリスクを避けるためにも妻には安静にしてもらう必要があります。

私は家事全般を全て行っていました。この期間妻には何もさせていません。

洗濯は仕事から帰宅してから二日に一回は行っていました。

トイレ掃除は毎日行い、その他掃除は纏めて休日に行っていたと思います。

問題は毎日のご飯でした。朝はパンやバナナといった軽食で済むのですが、昼間は冷凍食品や休日に私が予め作り置きしたものを妻には食べてもらうようにしました。

夕食は私の帰りが遅いのもあり、平日はほとんど夕食を作る時間がありませんでした。

私の職場は在宅勤務をすることが可能でしたので、在宅勤務した日は定時で上がり夕食を作るようにしていましたが、それも定期的ではなかったので毎週は厳しかったです。

そこで活用したのがコープデリの宅配弁当です。これはかなり助かりました。

最低週3頼む必要はありますが、コスパも良く大変美味しく頂けました。

詳細についてはコープデリよりアクセスして確認してみて下さい。

妻と二人の時間を大切にする

お子様が生まれると、もう二人の時間はありません。

本当にこの期間が二人で過ごせる最後の時間となります。

無理しない程度であれば二人で旅行に行くのもしかり、家でのんびり二人の時間を過ごすのもしかりです。

我々夫婦はコロナ化での妊娠となったため、旅行すらまともにいけていない状況でした。

なので、最後記念に夫婦だけで旅行がしたいと思い、ホテルステイでゆっくりできる旅行計画を立てました。

妻も久々の旅行でリフレッシュできたと喜んでくれ、妊娠・出産の不安をひと時でも忘れることができたと言っていました。

旅行が全てではありませんが、妻が少しでもリラックスできるように夫の我々が考えて行動することも大切かもしれませんね。

最後に

前置胎盤に関わらず、妊娠や出産には不安がつきものです。

我々夫にできることは妻を全力でサポートすることです。

本記事を読んで少しでも参考になり、皆様の力になれば幸いです。

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